サーボ制御開発エンジニア
Servo Development Engineer
HDDは、回転するディスク上にヘッドを任意の位置に動かすことでデータを読み書きしている。サーボ制御開発エンジニアは、そのディスクやヘッドをナノスケールで正確に制御するという重要な役割を担う。
サーボ制御開発エンジニア
異なる文化を体験したいと大学卒業後に来日、大学院では電気電子情報通信工学を専攻する。学んだ知識を活かしたいと考え、ウエスタンデジタルに入社。現在はサーボトラックライト内にあるパワーLSIのファームウェア開発に関わる。アメリカやタイで働くエンジニアとともに研鑽しながら、熟練した電気電子エンジニアを目指している。
G.J 2021年入社
職務内容
HDD部品の制御技術開発
サーボトラックライト(ヘッドの位置決め情報を記録する装置)の技術開発、サーボトラックライト内にあるパワーLSIの設計・開発とその制御用ファームウェアの開発・評価、HDDのディスクやヘッドをディスク上の正しい位置へ素早く正確に動かすためのアクチュエータなどのモーター制御(開発・設計・検証)、製品の量産化に向けた不良解析・歩留まり改善、その他サーボ制御に必要なツール開発など業務は多岐にわたります。
魅力を教えて!
ナノスケールの制御に挑む
例えば、3.5インチ型HDDのディスクの直径はおおよそ9cmです。その約9cmのディスク上に超大容量のデータを正確に読み書きさせるためには、ナノスケールの正確な制御を必要とします。ちょっとした振動でも正常に動作する、急に電源が落ちたときにディスクとヘッドがぶつかって傷つかないようにするなど、あらゆる事態を想定してファームウェアを開発するので、検証時に安定的な動作を実現できたときには大きなやりがいを感じます。また、制御や振動といった機械工学、ファームウェア開発に必要なプログラミング技術、回路設計に必要な電気電子工学など、幅広い知識や経験を活かせるというのもサーボ制御開発の魅力のひとつです。