リソグラフィエンジニア(シミュレーション)
Lithography Engineer (Simulation)
メモリー製造におけるさまざまな問題を設計段階で早期解決する「DFM」( 製造性考慮設計) 開発が主な仕事。シミュレーションを用いた光学設計や設計レイアウト最適化、シリコンウェーハに回路を転写する「マスク」作成などを行う。
リソグラフィエンジニア(シミュレーション)
大学では工学部に在籍し、電気工学を学ぶ。当初は医療分野で働く臨床工学技士を志望していたが、より専門性を活かせる道を求めてウエスタンデジタルへ入社。コミュニケーション力も活かしながらマスク開発に従事する。休日は二人の子どもと過ごすほか、週に一度はサッカーやフットサルで体を動かす。
K.T 2014年入社
職務内容
回路を正確に転写する
マスクの作成を担う
NAND型フラッシュメモリーを作るには、設計部門が設計した回路をシリコンウェーハに忠実に転写する必要があります。転写の原版となるマスクを作成するのが私たちの職種で、正確な転写を行うために、半導体デバイス製造に必須の補正技術であるOPCを用います。設計部門等とやり取りをしながら、形状・補正量といったOPCのルールや開発工期を決定し、シミュレーションで転写の正確性を確認して、適正なマスクを工場に供給する。この一連の工程が業務内容です。
魅力を教えて!
緻密なコミュニケーションで
全製品の基礎を支える
マスクという、不良があればそれを使う全製品に影響する根源の部分を担う点で、責任と同時にやりがいも大きい職種です。一人で回せる性質の業務ではなく、私の勤務地は大船事業所ですが、大船だけでなく四日市工場のエンジニア、そしてパートナーであるキオクシアの方々とも日々やり取りをしています。コミュニケーションに行き違いのないように、関係部門で回す文書に統一フォーマットを採用するなどの工夫をしているほか、一緒に働いている方々とは軽い雑談なども意識して行い、信頼関係を築くように努めています。関係先の多さからか、仕事が米国のチームの目に留まり、協働の誘いを受けた経験もあります。技術職ながら、職場の枠を超えた交流の多さも魅力です。