デバイスエンジニア
Device Engineer
フラッシュメモリーの開発において、要求される性能/機能を満たすための技術開発から量産体制の構築までを推進する職種。製品の始まりから終わりまでの幅広い業務に関わるため、開発チームの牽引者としての役割も担う。
デバイスエンジニア
電気電子コース専攻、電磁波計測による医薬品成分検査手法の高機能化を研究しながら、半導体業界を中心に就職活動を実施。多様な価値観に触れられるグローバルな環境に魅力を感じ、インターンを経てウエスタンデジタルに入社。メモリーセルの動作不良条件に関わる解析や原因調査を担当しているが、今後は不良対策の提案までできるようになることが目標。
M.S 2021年入社
職務内容
フラッシュメモリーのメモリーセルと
周辺回路の技術開発
3D NAND型フラッシュメモリーのメモリーセル、およびメモリーセルを動かすための周辺回路の技術開発がメイン業務となります。クライアントの要望や市場ニーズを満たすスペックの実現に向け、設計ルールの設定、製品の性能・信頼性向上のための電気的な測定・解析、トラブルシューティング、量産体制の構築などを実施。幅広い製品化フローに関わるため、物理、数学、電気電子、化学、材料など、多様な知識を活かせます。
魅力を教えて！
力量を試せる不良要因の解析
メモリーデバイス量産段階で初期不良や潜在的な欠陥を抱えた製品を出さないように、あえて熱などのストレスを与え、どんな状態でどのくらい使用すると不良を引き起こすのかをシミュレート。その動作不良条件に関わるデータ集計と、不良が発生する原因を突き止める解析をしています。解析は難しい反面、エンジニアとしての力量を試せるため最もやりがいを感じます。解析業務に時間を費やすためには、データ集計の短時間化が重要です。これまで一般的な表計算ソフトを使って行っていた集計を、自分でプログラミングコードを書いて集計ツールを開発。3日かかっていた作業を数時間以内で終わらせるようにするなど、業務を通じていろんな知識やスキルを伸ばせることがやりがいになっています。