Western Digital

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女性エンジニアインタビュー

Interview with a female engineer

S.N.

ウエスタンデジタル四日市事業所
製品開発部 シニアマネージャー

三重県四日市のウエスタンデジタル四日市事業所で、高速&大容量の3D NAND型フラッシュメモリーの開発を行っているS.N.さんは、社内で組織されたダイバーシティコミッティの一員としても活躍しています。コミッティでの活動やマネージャー就任時の想いを振り返って語ってくれています。

ウエスタンデジタルで活躍する海外からの転職者

居心地の良さを脱出しない限り
成長はあり得ないのだと、ハッとさせられました

手探りで始めた、コミッティ活動

私は社内のダイバーシティコミッティに参画して5年ほどになります。同じタイミングで任命されたコミッティメンバーと、「誰もが働きやすい環境」を作ることに少しでも貢献したくて、手探りで活動を開始したのを覚えています。

コミッティに参画して、まずは、ダイバーシティを社内で推進する意義について知ってもらうことからすすめてきました。有識者を招いて講演会を開いたり、社員同士で議論する場を設けたり様々な活動をして、少しずつ浸透してきたのではないかと思います。活動当初はジェンダーにおけるダイバーシティを推進していたのですが、3年前からすべてのダイバーシティを対象にしています。

ジェンダーの観点では、ウエスタンデジタル全体で女性マネージャー率は30%です。グローバルの従業員全体の男女比は50:50 程度と聞いています。海外に比べて日本は女性エンジニアの数が少ないので、まずは全体の女性比をあげることから始まると私は考えています。

これまで、私自身が自分の性別を意識したり、女性だから苦労したということはあまりありません。海外の大学で理系を専攻して卒業後、最先端技術によるモノづくりに携わりたくてサンディスク(現ウエスタンデジタル)に新卒入社しました。当時同期である新入社員 の20%が女性でしたので女性が少ないとはあまり感じませんでしたし、特に嫌なこともありませんでした。ジェンダーの問題は受け手によって感じる思いは異なると思いますので、正しい知識を持つことが大切と感じています。

挑戦を支えてくれた、ダイバーシティとの関わり

入社して最初に配属されたのは開発部門でした。現在も同じ部署で製品の開発に携わっています。
自分にとっての試練は、数年前にマネージャー就任を打診されたときでした。正直、当時部下を持つことなどは考えていなかったので、負担に感じていました。でもその少し前から、ダイバーシティコミッティに携わって活動してきたことで前向きに捉えられたように思います。企画した講演の登壇者の言葉も励みになっています。例えば、参加させていただいたグレース・ホッパーという国際的な女性エンジニアや理系女性のための大規模なカンファレンスでは、Growth and comfort do not coexist という発言をよく耳にしました。つまり居心地の良さを脱出しない限り成長はあり得ないのだと、ハッとさせられたのです。自分が難しいと感じていることにもチャレンジしてみようと思わせてくれました。

その後、様々な方に支えていただきながらシニアマネージャーとしてここまでやってこられました。責任がある仕事では、失敗したり、判断を間違えてしまうこともあるかもしれません。でも色々な方の力をかりて乗り越えることはできるし、成長することができます。「できない」と頭から拒否するのではなく、男女問わずチャレンジする機会を与えられたら挑戦していただきたいと思います。

今後は、技術をもっと深く追求しながら、正解のないマネジメントという責務も自分らしく、周りの人々から学びを得ながら果たしていきたいと思います。

多様性をもち、新たなアイデアを

ウエスタンデジタルの魅力は、大きく2つあると思います。一つはやはり最先端技術によるモノづくりに携われること。もう一つは、非常に多様なバックグラウンドと個性を持ち合わせた人が集まっており、刺激を得られることです。いろいろな方がいて、互いに尊重しあっています。
ウエスタンデジタルから、今後も多様性をもった様々な視点を通じて、新しい技術のアイデアが生まれていくと信じています。