体験が重要。Jodi Washingtonはそのことを深く理解しています。彼女は、仕事でも遊びでも、体験の大切さを語ります。同僚が彼女にEメールを送ると、ユニークな返事が返ってきます。「Eメールは2020年のものでしょう?Teamsで私を探してくれればすぐに見つかります(笑)」と誘い、そこにはTeamsへのリンクが添付されています。
これは、コミュニケーション、文化、コミュニティに対する彼女の気配りの一例にすぎません。彼女は、ウエスタンデジタルのフラッシュビジネスユニットのオペレーションディレクターとして、社内コミュニケーション、社内イベント、そして社内コミュニティの構築を担当しています。
2021年にウエスタンデジタルに入社した直後から、Jodiはコロナ禍後に従業員を再雇用し、オフィスに復帰させる取り組みに力を注いでいました
「私がウエスタンデジタルに入社したとき、会社をどのように前進させていくかというチャレンジにワクワクしました」と彼女は述べています。「どうやって会社を活性化するか?どうすれば、この会社に再び加わって夢中になってもらえるのか?」
Jodi自身は、とてもエネルギッシュで、自分が学び、吸収して、周りの人にエネルギーを与えることができる職場を望んでいます。彼女の素晴らしい体験を創造する方法や視点となっているのが、生涯にわたるディズニーランドへの愛情です。
「私にとってディズニーランドは、地球上で最も幸せな場所です」と彼女は語っています。「南へ出張に行くときには、ディズニーランドに行くときの興奮を思い浮かべています。飛行機に搭乗するだけでワクワクします。そうして目的地に着きます。これが毎日私に自然に訪れる心情なのです。この感情を私たちの職場環境にも反映させたいと思っています。素晴らしい仕事をしている素晴らしい人たちと一緒に仕事ができることに、みんなもっと興奮すべきなのです」。
Jodiは子供の頃、色彩豊かな絵本の物語が大好きでした。児童文学作家になりたいとさえ思っていました。一方でとても活発な女性だったので、幼少期からカリフォルニア大学バークレー校の学生時代にいたるまでサッカーに打ち込みました。サッカーは彼女の人生の大きな部分を占めるようになり、コーチになることを目指すようになりました。
「サッカーの経験は、私が誰で、どのようにリードし、そして一日の終わりに自身を振り返る。そんな毎日を送ることができる原動力になりました。サッカーは楽しむものです」と彼女は語っています。
彼女がテクノロジーの世界に入ったのは偶然でした。彼女の夫は、1990年代後半にSun Microsystems社に勤務していました。夫の業務上のイベントに同行した彼女は、そこで夫の上司の奥さんに出会いました。その奥さんはExtreme Networks社で働いていました。二人は意気投合し、奥さんはJodiをExtreme Networks社のマーケティングコミュニケーションチームに誘ったのです。
「私は常に素晴らしいリーダーのもとで働いてきました。彼らは私を選んでくれましたが、私も面接の過程で彼らを選んだのです」とJodiは述べています。「幸運なことに、これまでの職場で大きな問題は起こりませんでした。なぜなら、私が信頼して尊敬しているリーダーによって私の職務や業務内容が決まるからです。自分が楽しめないと思った役割を引き受けたことはありません」。
体験に対するJodiの情熱は、ウエスタンデジタルのフラッシュビジネスユニットで行われるユニークなイベントや、従業員が仕事とプライベートの両方でお互いを知ることができるようなイベントを推進する力になりました。
「当社のFlash Got Talentイベントでは、歌手、詩人、ビートボクサー、バンジョー奏者など、たくさん参加しています」と彼女は述べています。「社員のみなさんが日常慣れ親しんだ環境から一歩外に出て、仕事以外の自分をみんなと共有することはとても良いことだと思いますし、とても楽しいものです。」
今夏のFlash Family Farmers’ Marketでは、Jodi自らの経験を会社で共有しました。ガーデニングへの情熱を生かしたイベントを行ったのです。サンノゼの都市部に住む彼女は、家族が食べる野菜をすべて自分で栽培しています。自宅の庭には8つの花壇があり、受粉機とミツバチの巣箱もあります。最近、Jackson Fiveにちなんで名付けられた5羽のニワトリを贈られたので、自宅で新鮮な卵を堪能しています。
Flash Family Farmers’Marketでは、従業員が集い、食品と農業を通じてコミュニティを構築することを使命とするサンノゼの非営利団体Veggielutionへの寄付金を募ります。
また、従業員は秋に開催されるFlash 5Kに参加し、チャリティ活動を通じてさらに広範なコミュニティに影響を与えることができます。Flash 5Kで得られた募金は、College of Adaptive ArtsとAmerican Cancer Societyに寄付されます。
職種や役職に関係なく、すべての従業員が参加できて、5kmの距離を走ったり歩いたりしてゴールを目指すイベントです。経営幹部が社員と一緒に走る(歩く)ことで、体験の文化が醸成されます。
「幹部社員を日常の職場環境から解き放って、社員と一緒に走ったり楽しんだりしてもらいたいのです」とJodiは述べています。
体験を生み出すリーダーであるJodiは、エグゼクティブアシスタントからチーフスタッフ、社外のメンターまで、多くのメンバーと共に働いています。
「リーダーシップについて考えるとき、それがサッカーチームであっても、ウエスタンデジタルの従業員であっても、誰もが気楽に情報を共有したり、なんでも気軽に相談できるチームとなるよう努力したいと思っています」とJodiは語ります。「私たちは皆、同じ会社で、同じ目標に向かって働いている人間同士です。だからこそ楽しみながら仕事ができれば最高でしょう」。
彼女が「メンターシップ」という言葉について考えるとき、何気ない会話からでも学べることがあると信じています。そのちょっとした情報を頭の片隅に入れておいて、それをどう生かすか考えるのです。
「メンターについて思うことは、常に変化しているということです。常に進化しているのです」とJodiは語ります。「ガーデニングであれ、ニワトリの飼育であれ、仕事であれ、好きなことから毎日できるだけ多くのことを学ぼうとしています」。
彼女が日々の仕事にもたらしていることのひとつは、彼女の誠実さであり、それは彼女がIT業界の女性たちに与えるアドバイスの中核となっています。
「自分に正直でいることが大切です。一日が終わったときに、あなたが誰であるか、また誰に(何に)支えられて生きているか、を理解できるように、そして相手に知ってもらえることが大事なのです」と彼女は述べています。「自分という存在がいつ、誰に、どんな影響を与えることになるか、誰もわからないのです。だからこそ、嘘偽りのない、素直なままのあなたでいることが大事なのです」。
Jodiは、ディズニーランドにいる子どものように毎日を楽しみながら、職場で本当の自分を素直に表現し共有することに喜びを感じています。
著者: Anne Herreria
※Western Digital BLOG 記事(July 16, 2024)を翻訳して掲載しています。原文はこちら。
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